黄龍・九寨溝・成都

1512舟田
Tue, 28 Oct 2025

神秘の絶景 九寨溝・黄龍と成都5日間
阪神タイガース球団創設90周年記念 全3コースの中の「九寨溝・黄龍・成都 5
日間」に参加してきました。
というからには安いはず!と申し込んだら、開けて28人参加だったのにはびっくり。
この企画(さらにそのうちの、おひとり様限定出発日)は大当たりしたそうで、次も
31人という情報が。
どうやら今は、夫婦を含め旅のペアを探すのなど面倒、部屋は一人でリラックスした
い、その場限りの出会いを楽しめばいい…が大潮流になりつつあるようです。
その後のチラシも、添乗員同行なしで、直行便を使い、いきなり現地ガイドの応対で
スタート。これなら日本での人手不足解消、経費削減、旅費ダウンがやれます。
多くの人がスマホを持ち、SIMカードやモバイル決済などを使うようになりました。
(使わない私は、いっそう、今のうちに…とあせります。)
一方、コロナの間にも、中国での高速鉄道網は普及し、ちなみに成都からバスで1日
かかった黄龍入りが、1時間半で可能になりました。
豊かになってきた中国人の観光熱もヒートアップなら、ややこしい政情とは別扱い
で、日本への企画勧誘も盛んになっているようです。
まあ、しかし28人というのは、ガイドの能力越えです。人数チェックとトイレにばか
り時間がかかり、行方不明探しにばかりエネルギーを費やしてしまいました。
人の、おなかの都合と、聞き間違い、勘違いの方は、どう機器が発達したからといっ
て、解決できることではありませんものね。
観光地とはいえ、いきなりの高所(3500m)での上りは辛く、このあたりは、スイス
などの冬季のスキーを基本にしての観光とは、対応がまた違うようです。
このあたりは、2008年5月12日の四川省地震、2017年8月8日の九寨溝地震で、大きな
被害を受けています。
自分は、それぞれ、四姑娘方面のトレッキングを考えていた時なので、記憶に残る所
なのですが、その後のコロナの時期を含めて、高速鉄道網の計画もあり、
より観光地への整備が着々と勧められたようです。
 (金沢でも、コロナや能登半島地震後に、大改装に踏み切り、決済システムを切り
替え、大躍進とした店があります。チャンスと考える人もいるのです。)
人、人、人でありました。でも監視カメラのお陰で、スリも置き引きもいないそうで
す。
舞踊ショーも、コロナ前に見た2度より、垢ぬけていました。こんなことは、情報で
どんどん加速・洗練されていくのでしょう。
風景は、奇麗でした。水量は秋が一番多く、紅葉(今年は遅め)とともに、一番の見
ごろだそうです。
どちらも氷河からの雪解け水なので、夏はまだ干上がっていたそうでした。
晴れていて、無風でなければ見えない水鏡や、堪能できない透明度、そして滑っては
いけない長い階段…となりますので、それらには大満足。
続いての成都はパンダ漬けになりました。豊かさが、もっと進歩へではなく、アニメ
やパンダの「かわいい」に流れていくのは、嘆かわしいと昭和老女は思います。
最後の晩餐は新名所。広い水田地帯の真ん中に池を掘り、周囲を火鍋料理個室が囲む
作りの大料亭ができて風景は一変したそうです。
池の真ん中ではステージ演舞、音響奏でる船が浮かび、空中には三日月に乗る仙女が
漂い流れていく趣向。
お金を回すのが、経済発展ということなのだ…を、見てきました。
LinkIconhttps://img.gg/SOZUF9jをご照覧ください。
舟田節子