山小屋Bergheimに係わる意見

2018松下 Sat, 17 May 2025

20期松下です。
ご報告ありがとうございます。そしてお疲れ様でした。
OB参加が1名(黒崎さんのみ)という小屋作業は、私が知る限りでは、今回が初めてではないでしょうか。
OB主体で進めてきた小屋作業も、高齢化等によりそろそろ限界ギリギリのところに来た感じがします。
黒崎さんの報告にもあるように、今後の方針を考える時期を向かえたようですね。
 
私が最後に小屋作業に参加させてもらったのは、2023年の秋のことでした。そこには大倉君という「スーパー熱血現役生」が参加していて、彼のリーダーシップのもと、小屋作業もいよいよ現役生主体で行う時が到来するのかなと、勝手ながらにワクワクしていたのを記憶してます。そしてその支援を微力ながらもできたらいいかなと思っていました。
しかしその矢先のこと、小生不覚にも左足の大腿骨を骨折してしまい、その後は欠席続きでその息吹に乗り遅れてしまいました。大変残念なことをしてしまったと思っています。
しかしその気運の余韻は、今の現役生達にもまだ残っていると期待しています。小屋作業の実施主体をOBから現役生へと移行していく、そのような方向性を今後模索してみてはどうかと思っています。
小屋作業、そしてベルクハイムの未来は、やはり若い人に引き継がれてこそであり、その一点においてのみベルクハイム存続の道は見いだされるような気がしてます。
 
そのためには、ベルクハイムが現役生達の部活動に(どんな形でもいいから)日常的に取り込まれることが肝要だと思います。
例えば月並みですが、「新トレ」(新入生トレーニング)などでベルクハイムを活用してもらうというのはどうでしょうか。
我々の時代(もう半世紀前になりますが1980年頃)は、大学が金沢市街地のお城の中にあったので、入山するのに駒帰までバスをチャーターするなど大変でした。しかし今は大学が郊外に移転したお陰で、ワンゲル部室のすぐ横になんと「金沢トレイル」のコースが隣接しています。この好条件をうまく利用すれば、部室からそのまま新トレを開始することができます。つまり、歩いてベルクハイムへ行くこともできるということです。
例えば、新トレを3泊4日で計画するとしましょうか。するとこんなコースが考えられます。
 
1日目:部室(金沢大学)ー戸室山ー医王の里ー奥医王山ー湯涌温泉(近隣の広場でテント泊)
2日目:湯涌温泉ー高尾山ー順尾山ー東峰頭ー{東峰尾根経由}ー犀川ダム湖畔(高桑碑のちょっと先)ーBH(ベルクハイム)
3日目:小屋作業。OBも参加して、従来の小屋作業、並びに登山講習などを行う。これを通じ親睦の場とする。
4日目: 2日目の逆コースで、BHー湯涌温泉(バスにて帰宅)
 
留意事項
・小屋作業は、上記日程の3日目に開催することとしましょう。これにより小屋作業の継続実施も今後期待できます。
・2日目コースの一部「東峰頭ー{東峰尾根経由}ー犀川ダム湖畔」は古道なので、今後、現況調査が必要です。
 (私は、ケガをする前、この調査を小屋作業の一環としてやらせもらいたいと思ってたところです)
 
以上が私の意見です。これを「新トレ」という形でスケッチしてみました。
実は、この意見は以下の「ワンゲルOB ホームページに掲載されたご意見」に触発されたものです。
 
「自分の脚で行けなくなったBHは、自然の中に戻すべき」
https://www.kuwv.net/bergheim/pg6145.html
 
こうなる前に、もうひとあがきできないものかと思った次第です。
現役生達による「新トレ」復活はまだ願の段階にすぎませんが、この方向にむけて今後の小屋作業を実施してはどうか、というのが私の意見です。