5/4の西方ヶ岳・サザエヶ岳
1512舟田
Tue, 16 May 2023
5/4の報告は、翌日の能登地震(当方に被害はなかったものの、テロップが一日中流れている状態)と、野暮用で、延び延びにしてしまいました。
敦賀半島の西方ヶ岳は、三男坊をおんぶしての1988年から、5回目。それで勝手知ったると思っていたのに、エッ、こうだったっけ?!が数々。
それは10~35年の月日が流れて、木々が育って眺めが変わったことや、温暖化が進んだこと…。
我が身を忘れて、変わるものだなあの感慨のあたりを、騒々しいオバちゃん方に攪乱(22名参加)されて、印象が揺れた…といったところです。
西方ヶ岳は、サザエヶ岳まで縦走した場合、下山口に配車しておくかタクシーを呼ぶか…になってしまい、バスツアーが便利な山に入ります。
もともと、700m位を登ろうか?は自分には早春か晩秋の選択になります。ブナに関しては、芽吹き前と落葉後の、明るい林の頃ばかり…。
だから、ブナの新緑に埋まっている山道というのは初めてでした。そしてベニドウダンが多いのにも驚きました。
海を見下ろしながらだったはずの尾根道も、植物が育ってほとんど視界がきかなくなっていて、ポイント的には覚えているけど記憶とは違うなあ…ばかり。
見かける花も違って、それはそれでよかったのですが、チゴユリを見て「ツマトリソウ!」と叫ぶ人や、ガマズミを「アジサイね」やら。
「明日も山へ行くのよ。アケボノシュスランに逢いたくて」を聞いた時には、思わず「それは8月中旬から9月に咲く花です」と(言い)返してしまいました。
山好きも花好きも結構、間違えるのも仕方ない。でも覚える途中だから間違えたというより、自己顕示が勝っているようで、うるさく聞こえてしまったのです。
「らんまん」ブームで、こんな傾向は強くなっていくかもしれません。
デジカメで撮ってデータになっているのを、少々追加しました。春は2010/4/25のもの(19~26)、晩秋は2002/11/23のもの(27~30)。秋は白山がくっきり見えています。
ブナ林や、山頂風景を比べてみて、記憶違いではないと安心。そんな記憶も一緒に楽しめるのが、老後の山の豊かさだと考えることにしました。
本日、九州ツアー(普賢岳、英彦山、由布岳、鶴見岳)が、ぎりぎり成立しました。もう一度「ミヤマキリシマに逢いたかった」私、嬉しくて…。
金沢駅まで行くだけで、夢が叶う…これって、ほんとありがたいこと。メンバー云々、天気云々など、贅沢です!!