シルバーウイークの医王山

1512舟田 Tue, 22 Sep 2020

 はじめの頃の天気予報とはずれて、好天続きになった、シルバーウイーク。
とはいっても、遠征しづらい状況(泊まれる山小屋がない)のうえ、クマは大量出没。それで19日は福井の部子山へドライブ。21日は、医王山本格周回となりまし
た。
21日は、本当は富山の、鍬崎山手前の大品山を周回のつもりでいたのです。それが検索してみたら、昨年でゴンドラがなくなったと分かりました。
ゴンドラがないと、一気に体力度があがります。スキー離れをしたら維持していけない施設、三密を避けたらコストが合わず、整備投資をやめる…の判断もさらに出て
くることでしょう。
それで、我が家もいつもなら医王山はお茶濁しコースだったのに、気合いをいれて、
西尾平~覗~大沼~三蛇ヶ滝~背中坂~白兀山~西尾平という真面目周回(14000歩)をやってみることになりました。
朝の見上峠には一台も停まっていない。しかるに県外ナンバーばかりが下りてくる。いかに三百名山のうちとはいえ、どうなった??
医王の里、オートキャンプ場が賑わっていました。それに西尾平も、あれ?のナンバーが停まり、行きかう人のいで立ち、きょろきょろぶりが地元民ではない。
ははあ、これが、新しい生活様式…オートキャンプで、三百名山(田中陽希の再放送効果)と古都金沢を楽しむ…というあり方なんだなあと、認識。
とりあえず、なつかしい山の、令和2年の秋の花をお楽しみください。
 
なお、6月28日に報告した遭難者について、1カ月後あたりに、三蛇ヶ滝下流で、ストック、衣類の切れ端が発見されたようです。
状況分からずながら、ナカオ尾根のどちらに転落しても、その経緯になる恐れありとのことで、8月中に、仲間達が標識設置作業を行いました。
もともと、県立自然公園ゆえ、「整備してもらえるならありがたい。その際は事後報告を」の確認をとったうえで、整備を継続してきました。
登山道のど真ん中に標柱を立て、虎縄を張り、わざわざ入りたい人だけが意識して、利用となるように。うっかり迷い込まないように…としました。
ところで、ビジターセンター側にペラ地図はおいてありますが、見上峠口側(医王の里は、森林組合の管轄)に該当する施設はありません。
大池平国民休養地の指定を受け、立て看板も標柱も多い方とはいえますが、きょろきょろ客が地図を見ている気配はありません。(スマホをチェックしている?)
一応、大池平休憩所に「背中坂は危険。整備してありません」の貼紙がありましたが、きょろきょろのまま、鎖に取り付いて騒いでいたり、
あるいは降りてきていたり…に、こちらはかなりびっくりしてしまいました。
もちろん登り口や、背中坂の上部に出てしまう尾根側の分岐にも、危険といった表示や、躊躇させるような仕掛けはありません。
今回は、ボランティア整備とはいえ、心痛のあまり、山岳会の予備費を利用して資材を用意し、できる措置を行ったわけです。
山遊びに入り込む層が違ってきていることへの公の対処が不足…いや、完璧はありえないから、自己責任というしかないか…が、残った悶々です。


0803伊豫
なかなか 普通にもどれませんね、
 
今頃の医王山は 陽気さんの300名山でチラリと見ただけでした。
道標はこんな具合ですか。
1968~1972の医王山しかしりませんが数はそこそこ歩いていても
殆ど忘却の彼方ですが 雪のついた時に歩いた 白禿はしっかり覚えていますね。
トンビ岩に鎖はなかったように記憶していますが??
 
さすがに これだけ何処にもいかないと 脚がだめになりそうですので
22日 JR保津峡から愛宕山を往復してきました。
7時半~12時半で 歩けました。 30分の食事休憩。
15℃と涼しかったのもあるようです。
900mほどで医王山と同じくらいですね。
 
1120森川
医王山もこんなに花があるのですね!
知りませんでした。
ありがとう。
 
0803伊豫
学生の頃は あれだけ医王山をおとずれたのに 花に興味もなく 記憶にのこるのは
雪の白禿くらいで こんなに 花があるのですね。
 あんまり どこにも いかないのはと 愛宕山へ21日に出かけました。
15℃と気温も涼しくJR保津峡から往復5時間 午前中に登って下りてこれました。
秋には 何処かでかけたいものです。
 
1107加藤
最近はパソコンの内職が忙しく(自分で勝手に作った趣味の仕事)
外と繋がらないパソコンなので、返信が遅れました。
たくさんの花の写真ありがとう。
中でも、口を閉じたままのジャコウソウが、「ムムム」と
喋りたいのに声が出せ無いようで面白いですね。
医王山、高校時代から親しんだ山なので懐かしいなぁ。
しかも、生物部に所属していたのに、こんなにたくさんの
花があったのですね。何をしに行っていたのか、友人と
行くだけで楽しかった時代です。
道標の整備、ご苦労さまです。
関西に来て、初めて六甲山に登った時に驚かされたのは、
道標の多さです。まるで公園のようだと思い、しかも
山頂の稜線は車道。よって、ブッシュ漕ぎ的性格から、
山への興味はなくなりました。家内が山嫌いだったので
家族で行くことも無くなったからが、それに拍車をかけました。
山は元来不気味な場所。そこに入りこむには、特別な資格が
いる、道はあっても道標が無いのが山。あるのが公園。
その境界が曖昧になり、その上、都会の論理が入り込んで来るので
ややこしいですね。
「マムシに注意!!」も素人向けに効果的かも。
話を戻して、パソコンでの内職というのは、最近の地形図を取り込んでも、メモリー量が多いので、なんとかならないかと思案してたのです。
ちょうど医王山の地形図も取り込んていたので見てくださいな。
まだ、未完成なのですが、今後はどこの場所でも、簡単にだせるようしますので。
(地理院でも、同様なものが提供されていますが、そのままだと
私のソフトに組み込みできないものですから。)
LinkIconhttp://www.kinki.kuwv.org/map/map_chirin_iouzen.html

01 医王山オートキャンプ場

02 ツリフネソウ

03 オオカモメヅル

04 ツルニンジン

05 ノササゲ

06 ジャコウソウ

07 アキギリ

08 クルマバハグマ

09 ツルシキミの実

10 ユキザサの実

11 大沼と鳶岩

12 ハコネサンショウウオ

13 大池平休憩所にいたオオカマキリ

14 三蛇の滝

15 斜度45度の背中坂

16 けっこう長い鎖場

17 岩場のカライトソウ

18 岩場のイワショウブ

19 鳶岩

20 ミヤマママコナ

21 オヤマボクチ

22 ツルリンドウの実

23 ヒメモチの実

24 アキノキリンソウ

25 白兀山山頂

26 センブリ

27 ヌルデの虫こぶ(五倍子)

28 ヤマハギ

29 ナカオ新道の鳶尾根側口

30 ナカ新道の中尾乗越側口