エジプト記 2/11~2/19

1512舟田
Wed, 21 Feb 2024

 4年越しでのエジプトツアーから戻ってきました。1000枚越えの写真を100枚内に収めるのに苦慮していました。
観光地を、ガイドブックと同じアングルで撮っても、面白くない。現地の空気をちょっとでもお伝えできるよう…が意図するところです。
 
まず第一に、世界中の人が来ていると思えたこと。それはエヴェレスト街道でもまず感じたことで、あれこれあろうと、唯一無二といえるものが世界にはあり、
4500年前のピラミッドとは、そういった、「この目でしかと確かめてみたいもの」の一つなのです。
エジプトはそういった世界遺産の観光で食べていけるとともに、天然ガスや石油、金などの地下資源には恵まれている国です。
85%を占めるイスラム教と、それによる日に5回の祈りとラマダンを習慣とします。貧しくは見えるけれど、戒律に従えば、集団に帰属し、社会に守られ、
あの世での幸せが保障されていると、満足ができるのかもしれない。もっともっとと、煽られるよりは、安らげているのかもしれない。
過去が栄えて、今は落ちぶれた国の側といえるのか?場所に応じた生き方しかないのでありましょう。
そして遺跡には、守られた物もあるけれど、傷つけられたり奪われた物も如実です。
紳士面をしていても、泥棒博物館…としかいえない。平和とは、その時々の御都合です。
ガザ抗争の影響は全くありませんでした。ただ、同じアラブ人として、米国品へのボイコット運動はあるそうです。
 
昔も今も砂漠であり、ただ、技術と資本さえあれば、地下水を利用しての農地拡大は可能なようです。
(ピラミッド建設の時代には、ごく間近をナイル川が流れていました。また、建設作業は、洪水時期に行う公共事業を兼ねていました。)
なお、12~2月(現地の冬)が観光可能なシーズンで、その他は、暑すぎて酔狂な時期にあたります。
ツアー客の3分の2は水当たり(エジプトは硬水)してしまうとか。
職場柄、清く正しい生活をし、プラス偏屈旦那に合わせての公衆衛生を守っている私、一番症状がひどくでてしまいました。
脂汗の出るシーンを2回体験して、後半よりよくなる食事の方は、にらんでいるしかありませんでした。
参加者13人は、ビジネス9人とエコノミー4人の内訳で、私達もビジネス2人とエコノミー2人に分かれたのですが、
「同じ時間に着くしかないのだから、その差額で別のツアーに行きたい」は、エコ友と一致するところでした。
機内で鑑賞した「Death on the Nile」(ナイルに死す アガサクリスティー原作)に大満足しながら、旅を締めました。
御笑覧のほど。
 
LinkIcon写真はこちら