うるずん(初夏)の八重山 3/10~3/13

1512舟田
Fri, 15 Mar 2024

皆様 うるずん(初夏…一番いい季節)の八重山に行ってきました。
八重山諸島とは、沖縄本島よりさらに南の、石垣島を中心とする島々をさします。有人島では日本最南端にあたる波照間島、最西端の与那国島、西表島などなどがあります。
 
石垣島では、沖縄県の最高峰於茂登岳(526m)と、しま山100選の野底岳(282m…遠目には槍に見える)、与那国島には宇良部岳(与那国富士231m…最西端の富士)があり、
春の足慣らしには手頃な山々です。マリンスポーツの方が常識の島々でしょうが、①軽登山+観光で、ほどほど②季節の先取り③小松発で、お任せで気楽に行きたい…と申し込んだツアーです。
幸い催行ぎりぎりの8名で、成立となりました。富士山をたっぷり楽しんで羽田へ。さらに那覇へ、さらに石垣島へと、乗り継ぎを重ねると、台湾がもう間近な場所でした。
 
2日目、高速船で渡った波照間島は、車なら一周15分で回れてしまう島。見える植物は観葉植物ばかりで、店は共同出資の雑貨屋が2軒。黒糖に関しては、ブランドで、泡盛の「泡波」も幻級とか。
半日で石垣島へ戻っての野底岳は、急坂(20分)で、岩峰の山でした。
 
3日目、前日まで大雨だったという与那国島へは飛行機で。
貸し切りタクシーで、ヨナグニサンの生息地である森に入り込み、車道歩きで山頂へ。それから時計回りで、周囲27kmの島を一周しました。
ここでは家付き黒酵母の働きで、60度の泡盛ができるのだとか。それは洗骨葬の風習にも結び付き、認められています。
野飼いで無事増えてきたという与那国馬はいたっておとなしく、牛も羊も食べられてしまうのに、「一番幸せな動物」として暮らしているようです。
人口は減る一方だったのに、2016年駐屯地ができてから、空自も、海自も来て、増えだしたとか…。台湾が近いからですね。
Dr.コト―は再放送で、チラチラとしか見なかったけれど、ここで2000万円をかけて診療所が作られ、ロケが行われたそうです。
 
最終日の於茂登岳は、亜熱帯の森を行くのが、本州とはさすがに違う雰囲気でした。帰途は乗り継ぎがうまくいかず、最終便の小松行きとなりました。
県の最高峰を狙う…という山遊びをやっている方が、於茂登岳へは来ているようです。
機内誌にもとりあげられているように、「しま山」は自然の楽しみ方として、徐々に認知されだし、登山道や標識の整備も進んできています。
吉田類でもないけれど、下山して、麓の居酒屋で地元の美味しい物を頂きながら…も、ほどほどの晩年の楽しみ方かもしれませんね。
いい汗をかいたら、食べ物も飲み物も美味しいですからね。ご笑覧下さい。
舟田節子
 
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